死刑制度
死刑制度
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今年5月21日より、いよいよ裁判員制度が始まります。
もし自分が裁判員に選ばれたら、皆さんは「死刑」判決を下せますか?
誤解を恐れずに言いますが、私は死刑反対です。
今私達が持っている常識や感覚・信念が、正しいとは、絶対に、誰にも言えないからです。
なぜ人はリンゴのことを「リンゴ」と呼ぶのですか?
それは、その人が幼い頃から、リンゴが「リンゴ」であるとインプリントされてきたからです。
誰もが共有している為、リンゴが「リンゴ」であることを疑う余地がなかった。
例えば、皆が「ミカン」と呼ぶオレンジ色の果物を頬張りながら、1人「本当にこのリンゴはおいしいなあ。」と主張し続けたら、きっと気が狂ったと思われることでしょう。
でも、リンゴが「リンゴ」であることを誰か証明できますか?
1人でも多くの「首」を獲ることが名誉とされ、誰も疑わなかった戦国時代。
ユダヤ人が「奴隷」として当たり前のように迫害されていた時代。
その時 誰もが「正しい」と疑わなかったことが、「正しい」と皆に思い続けられるか、
そして、そもそも本当に「正しい」ことなのか、それは誰にも分かりません。
どんな理由、どんな事情があれ、人が人を殺すことは絶対に許されないことです。
どんなに残虐非道な行いをした犯罪者にも、親の育て方、周囲の接し方等々、
そうなってしまった原因が絶対にあります。
そうなってしまったこと、そうさせてしまった(気づけなかった、止められなかった)ことに対して、私達周囲の人間にも責任があるはずです。
大罪を犯した人を、死刑という大義名分に基づいて、この世から抹消することは簡単です。
でもその前に。私達まで取り返しのつかないことをしてしまう前に。
その責任を、罪を償わせるとか、矯正させるとか、私達も負担を負う形で果たさないといけないのではないでしょうか。
かくいう自分も、家族が殺されたら果たして変わらずこう主張できるのか、
正直自信がありませんが。


