【自由記述への意見】「裁判員制度を考える契機になった」「『法廷ライブ』読むうちに考え方変わった」
【自由記述への意見】「裁判員制度を考える契機になった」「『法廷ライブ』読むうちに考え方変わった」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080429/trl0804291534010-n1.htm
●「被告は犯した罪と比例した刑罰を受けるべきであり、誰が裁判員に選ばれるかという運によって刑罰が決まるのは、法治国家としていかがなものかと思う」(和歌山県の男性大学生、19歳)
●「このようなテーマを投げかける姿勢を評価します。ネットを通じてさまざまな世代にこういう現状を問いかけて、自ら考える機会を与えるのがマスメディアの役割だと信じます」(海外在住の主婦、36歳)
●「プロの法律家は判例により、(懲役)20年超の判断はしないのだろうが、素人が入ったらそうはいかなくなるだろう。裁判員制度をなぜ始めるのか、いまだに理解に苦しむ」(埼玉県の男性会社員、51歳)
●「光市の事件も同じく感じるのが、『日本の人権を守る』とは何? 冤罪(えんざい)の可能性がある事件は、徹底的に時間をかけて裁判をすべきだと思うが、死刑制度の是非を問うような論理のすり替え的な裁判はなくしてもらいたい。精神状況が追い込まれたから、殺人をなかば肯定するかのような減刑は認めるべきではないと思います」(愛知県の男性公務員、36歳)
●「裁判員制度が始まるとはいえ、こんなアンケートを行って日本の大人はくだらないと思った」(海外在住の女子小学生、10歳)
●「裁判員制度で怖いのは、全く真剣に考えない人やどうでもいいじゃないかと判断する人、偏見を持った1人に流されてしまう人らが出てくると思う。裁判官が全く裁判員の意見を押しつぶしてしまうとか、今のまま裁判官に任せっきりで、へんな判決ばかりが出るのも困るが、裁判員を変えるより、捜査する側も変えないとでっち上げられた証拠では判断ができない。裁判所は真実を暴く所ではなく、事実を現実にあわせるところだから。怖い判決がたくさん出そうな気がする」(和歌山県の主婦、40歳)
●「重大犯罪ほど、無実にしようと精神障害をでっち上げている風潮がある。本当に精神障害で苦しんでいる人は、それによって余計にうがった見方を世間からされることになる」(群馬県の男性会社員、28歳)
●「このアンケートはとても良いと思います。すべての結果を見るにしろ見ないにしろ、この件について匿名で思いを誰かに伝えられるということは社会の一体感が生まれる感じがします」(海外在住の男性大学院生、24歳)
●「ライブをいつもチェックしていました。検察側が歌織被告に遺族への謝罪を迫る場面や被告への質問をする場面に、なぜかいつも違和感を覚えました。法廷が遺族への謝罪の場なのか、なぜ検察官はそれほど高圧的な態度で被告に対するのか。法廷は罪を裁く場所でしかないと思いますし、検察官の高圧的な態度は裁判員制度が始まったとき、検察側に思わぬハンディとなるのではと感じました。とにかく、自らが裁判員となったとしたらと考えると、このような難しい裁判はなるべく回避したいというのが正直なところです」(千葉県の男性大学院生、30歳)
●「今回のアンケートは、私情を入れて考えました。実際に裁判員に選任されたら、もう少し深く考えて判決します。本来は私情を入れずに判決を下さなくてはいけないのであろうから、非常に難しいと思います」(東京都の女性アルバイト、24歳)
●「裁判員制度を前に格好のケースだった。DVや夫婦間のトラブルと犯罪との関係をどう見るか、量刑にどう反映させるか、裁判員の間でも論議を呼ぶケースだと思う」(兵庫県の男性教師、64歳)
●「人を裁く難しさ、被告人、被害者双方に対する公平な情報の収集と整理の難しさ。法律に素人の自分が刑を判断する基準の基本は、被害者の落ち度の度合いと考えたい」(東京都の男性会社員、66歳)
●「他人を裁くことができる清廉潔白な人が一体どのくらいいるのだろう、と考えさせられました」(福島県の主婦、47歳)
●「記事を読んだ上で判断したことなので、実際に裁判を傍聴した場合は意見が変わるかもしれない。自分としてはそれが一番怖い。裁判官なら見抜ける(可能性が高い)うそや演技、ごまかしのテクニックに、民間人である裁判員がどこまで対抗できるだろうか。もちろん、テクニックを労する上では検察のほうが有利だ。無罪の人を有罪とすることに加担してしまったら、私は2度と司法を信頼できないだろうし、自分の判断も信用できなくなるだろう」(宮崎県の女性会社員、35歳)
●「裁判員制度について、とても危険な制度だと感じています。法律知識を持ちえていない人が裁判員になれば、その人の尺度、人生経験、感情でしか判断できないのではないでしょうか。特に今回のような夫婦問題などは多くの第3者が介入すればするほど、複雑になると思います。精神鑑定のようなある一定の何かがなければ、判断に苦しみます。今回の裁判について、いかなる場合でも殺人は絶対許されませんが、DVや不貞行為を行っていた夫の罪はなくなるのでしょうか。この点が考慮されなければ、男性によるDV、浮気行為は容認される一方です。DVは他人に知られず行われ、その親は『いい子だった』と擁護する。まさに現代日本のゆがんだ家庭像ではないでしょうか。これと同じくゆがんだ家庭で過ごしている者が裁判員となったら…と深く考えさせられます」(東京都の自営業女性、35歳)
●「裁判員制度を控え、ネットでの裁判のアンケートはおもしろい試みだが、匿名で回答できるために結果としては信頼性にかけるのではないだろうか? またこうした試みがマスコミお得意の『ネタ』にならないか心配だ」(東京都の男性会社員、38歳)
●「このようなアンケートでは、裁判の経過をじっくり見ていない、センセーショナルな記事(多くは検察の見解に立つ)ばかりを読んだ人たちの意見が反映されやすいと思う。それをもって、『世論』だとすることはいかがなものか。グラフやパーセンテージは強い印象を与えることを考慮に入れて、もっと慎重に取り扱うべきだと思う」(東京都の女性会社員、26歳)
●「この事件の法廷ライブをずっと見てきました。事件が終わってしまうと、過去の事件として人々の記憶からうすれていってしまうと思います。けれども、事件は終わっていないのだということをこの法廷ライブで感じることができました。どんなやりとりをしているのか、なにを思って犯行におよんだのか。テレビを見ているだけではわからないことがわかり、自分なりにこの事件のことを真剣に考えられたと思います」(千葉県の女性会社員、23歳)
●「今回の事件は非常に痛ましいものであり、当初は“セレブ妻”という言葉の先行により被告に悪い感情を持っていましたが、法廷ライブを読み進めるうちに被告の心境やDV被害や、不幸な生い立ちをまるで傍聴しているように垣間見ることができ、裁判員制度を考える良いきっかけとなりました」(神奈川県の男性会社員、33歳)
●「裁判とは何かを真面目に考えるきっかけになった。ぜひとも多くの人にこのテーマに取り組んでほしい。またどの程度の刑期にすべきか、非常に悩み、家族に相談してしまった。秘密保持が難しいと感じた」(宮城県の男性会社員、32歳)
●「裁判員制度が始まるにあたり市民が『自分の時は死刑判決は嫌だ』という答えが多いそうだが、物事の本質は見失わないようにしたい。確かに重い判決を下すことになろうが、それこそが裁判員制度の意義と感じる。社会の暗い部分を感じるだろうが、それを背負うことが社会人の範となるのではないだろうか」(大分県の自営業男性、45歳)
●「裁判員制度が来年に迫った今日に、現行裁判のジャッジをすることは良いことだと思う。これからも模擬裁判をどんどん提供してほしい。懲役刑の年数をもっと加えてくれるといいと思う」(沖縄県の男性会社員、33歳)
●「裁判員制度の実施に向け1年ということで、裁判に関する関心を高めようという企画の意図はわかるが、このウェブに置かれた裁判のライブを読み続けてきた人とそうでない人とで当然、判断は大きく変わることにもなろうと思われる。その意味で、裁判の経過を追ってきたかどうかについてもチェック項目を置いて、新聞の社会面記事やテレビのワイドショー程度の情報にしか基づいていない人との判断のちがいが見える分析にしてほしかった」(大阪府の自営業男性、52歳)
●「今回の事件のように、司法のプロ・精神医療のプロでさえ判断が分かれる公判に、裁判とは縁なく平和に暮らしている人たちがきちんと発言し、被告・被害者双方に対して考えが及ぶのか、非常に疑問に思います。被害者感情や世論も大事ではありますが、誰もが裁判員になれるのではなく、一般人に近い補助的な役割をする准裁判官のような立場の司法専門家を増やすべきではないでしょうか」(長野県の自営業男性、33歳)
●「とかくDVは夫が妻に対して振るう暴力と思われていますが、決してそうではありません。私は元妻から暴力を受けました。元妻は外見上はにこやかでしたが、内面と外面が全く異なる女性で、人一倍負けず嫌いの性格で復讐(ふくしゅう)心が強く、『言われたら言い返す。やられたらやり返す、3倍にしてでも返す』と言っていました。歌織被告とそっくりでした」(島根県の男性公務員、56歳)
●「インターネットでプライベートがあそこまで公表されると出所後が心配で、同情します。裁判所で真実を証明するためとはいえかなりつらいことだと思う。報道する側にもかなり興味本位のところが見えたように思う」(埼玉県の男性会社員、42歳)
●「被告が悪くないとは少しも思わないが、被害者もかなりの割合で清廉潔白とはいえないと思うのだが、それについてはあまり言及している意見を見ないのが不思議。何よりも不思議なのは『そこまで騒ぐような事件だろうか?』という所だ。むしろ通り魔とか強盗などの『他人』に殺意を向ける事件に関心と厳罰を望みたい」(東京都の女性会社員、43歳)




