死刑執行人の苦悩 大塚 公子 (著)
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死刑執行人の苦悩 大塚 公子 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
「なぜ殺さなければならないのか」…。執行という名の下に、首にロープをかけ、レバーを引く刑務官と、ゼロ番区と呼ばれる舎房でその日を待つ死刑囚。徹底した取材を基に、あらためて死刑制度を問う衝撃のドキュメント。
それぞれの苦悩, 2002/7/27
By お客様
死刑囚を取り上げた本は多いが、執行する側の視点に立った本は少ないのではないだろうか。
世の中には様々な職業があるが、死刑執行人は小説か物語の世界の職業ではないかと思えるときがある。が、しかし死刑囚がいるからには死刑執行人も現実に存在するのだ。死刑囚が、悩み、苦しみ、怖れながら最後の瞬間を待つように、死刑執行人もまた、その最後の瞬間の訪れに苦悩している様子が、著者とのインタビューを通じて伝わってくる。死刑を受ける側も執行する側も、立場は異にしていても、どちらも苦悩を抱えている存在なのだと思った。
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説得力が欠けています, 2006/2/14
By こりん星人 - レビューをすべて見る
詳細な取材に基づいた名著であることは確かです。
しかし廃止論に傾倒しすぎたため、説得力がなくなっているのは残念です。
殺人者によって殺される死と、刑の執行によっての死を同次元で考えるのは
暴論です。「死」で一括りで捉えてしまうのでは、「人間は誰でもいつかは
死ぬので、殺人はその時期を早めただけにすぎない」という理屈に落ち着いて
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こんないい奴を?, 2006/5/30
By yagi "やぎ" (青森県) - レビューをすべて見る
実際にに死刑を執行する刑務官の言葉というのはほとんど語られていないというのはうなずけるし、その意味では貴重な本だと感じた。
ただし、拘置所内で改心した死刑囚に対して、作中に登場する刑務官のほとんどが、「こんないい奴をなぜ死刑にしなければならないのか。」と発言していることには、少々閉口した。
また、業務とはいえ、他人の命を奪う苦悩は計り知れないが、それと死刑制度の是非とを結びつけるのは、短絡的ではないか。
死刑を執行する人々の言葉を読むことができたという点に1つ星をつけた。


